写真で綴る野良猫達の物語


by nekogatari

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ありがとう と素直に…

馴染みの場所で必ず見かけるネコが居る。

この界隈はほかにもたくさんのネコがいるのだけれど。
いつも一匹で。

おそらく他のネコとうまくやっていないタイプなんだろうな。
ネコにだって生き方が不器用な者もいるのかもしれないな。
そんなことを思いながら、この子を視線で追う。

この子を見かけるときは、いつも同じ様な場所で、うずくまるか座っているかのどちらかだ。
ときに、通りがかる人に驚いて移動することもあるけれど、すぐにもとの姿勢で小さくなる。

同じ姿勢ばかりなので同じような写真にしかならないような気がして、この子にレンズを向けることは少ない。
でも、他のネコを見つけなかったり、気持ちが乗っていないときなど、ふとレンズを向けることがある。

すると、なぜか他のネコたちの写真とは違う雰囲気になることが多い。
その写真は、ふしぎと気になるものが多く、何度も見返すことになる。

「もうちょっと真剣に写真を撮らなきゃな」、なんて思いながら。
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写真展に来場いただきましたみなさま、ありがとうございます。
たくさんの方に見ていただき、色んな方の感想を聞くことができ、
とても嬉しかったです。
みなさんと過ごしたあの時間を大切に、またネコの写真を撮っていきます。
ありがとうございました。
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by nekogatari | 2009-06-07 15:37 | H2
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気づけば12月も半ばを過ぎ、今年も残りあとわずか。
ふりかえれば、この一年のあいだに街の景色もすこしづつかわっていった

夏には子猫たちの生活の場であったこの建設現場も、いまではりっぱな建物がたっている

まだ鉄骨がむきだしのころは、子猫たちが跳ね回ってあそぶ光景が外からも観察でき
そして、少しでもひとの気配があると、心配気にかれらをよびもどす母猫の声が響き渡った

今では、かれらのすがたを外から観察することはできない
元気にしているのだろうか
みなきちんと育ったのだろうか。

この街の猫は案外たくましい。
だから、おそらく彼らもだいじょうぶだろう。
そう信じたい

季節を感じとることのむずかしい都会で
冬をおもいしらされる寒空の下
立派になったビルをながめながら、そんなことをおもった
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by nekogatari | 2008-12-21 10:44 | H2

横断 (H2)

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e_kuratoさんのコメントに応えて

猫達が穏やかな町は、大抵町全体が穏やか。
猫の存在を許容する余裕があるのでしょうね。

同じような人情をウリにしている下町でも、猫達の警戒心がすごいところもあります。
そういう所ではペットボトルすら置いてません。
猫除けなんて必要ない状態なんですよ。
一見、綺麗だけれど。
その実、猫の存在がかなり危うい状態だったり。
雑誌では、猫の居る下町などと紹介されてたりするところですが。

今の時代、良い雰囲気を維持するのはとても難しい。
だれもが自分の快適さを優先し、他者への寛容さを失いがちです。
猫って雰囲気を察知する天才ですから、そんな町の雰囲気が彼らにも反映するんでしょう。

そんな現代、穏やかで風情のある町が消えて行くのを寂しがるのではなく、残っていたことを喜ぶべきなのかもしれません。

写真って、撮った瞬間に過去になるって誰かが言ってましたが。
今現在、過去になりつつある風景。
その風景を素直に写していこう。

猫達が居る町を。
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by nekogatari | 2008-08-11 21:49 | H2

猫の居る町 (H2)

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下町で撮影してると、通りすがりのオバサンに声を掛けられた。
「この辺もあと2年で全部変わっちゃうからねぇ~」

例の新東京タワーの建設に絡み、色々と開発が行われるらしい。

ここの風景ももうすぐ変わってしまう。
猫を撮るためだけに訪れる猫写真家風情に、その是非を論ずる資格などない。
ただ、今のうちこの風景を撮っておかなきゃいけないな、そう思った。

猫の居る、この町を。
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by nekogatari | 2008-08-10 20:04 | H2
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おそらく、それまで知らなかった猫の魅力を知ってしまったからなんだと思う。
彼らの姿を追っていると、日々新しい魅力に気づかされる。
こんな仕草をするのか、こんな表情をするのか。
そのたびに驚き、感嘆する。
この感動を写真に収めたい、この感動を皆に伝えたい。
その思いが、彼らの姿を追わされるのだろう。

だから写真なんだ。
言葉は要らない。

みなさんのエントリーを読んで、そのことに気づいた。



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by nekogatari | 2008-08-09 18:58 | H2
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「MARさんに、最近の写真はH2さんらしさが出ていない。以前のH2さんの写真の方が好きですね」(意訳)
なんて言われてしまった

以前の写真と今の写真、何が変わったのだろう。
以前は、猫が跳んだり跳ねてるだけで嬉しくて、そのままシャッターを切っていた。
でも、それだと単に跳んだり跳ねたりしているだけの写真。
ちょっと猫を追ってれば、おそらく誰にでも撮れてしまう。

誰もが撮れる写真なんて撮っても意味が無い。
私だから撮れる写真を撮りたい。

ならば、私だから撮れる写真とは何だ?
私とは、H2とは何者なんだ?
他者とは異なる個としてのH2を為すものは何なのだ?

ここで己と他者との差異とはなんぞやって話を続けると、どうしようもなく長くなるのでハショる。
#というか、書いたけど読んでもらえそうに無いので全部消した。
ま、簡単に言うと「己が撮りたいネコ写真ってなんだ?」ってことだった。
ここからまた、うだうだと話は続くのだけれど、それも長すぎるのでハショります。

幸い、数ヶ月間考えた結論をご用意しているのでそちらをご覧ください。

結論「”きちんと生きた猫”を写真に収めたい。」

”生きた猫”というのは、その環境でしっかりと命を全うしている姿。
コンクリートやアスファルトに覆われた街で生を受け、営み、死んでいく。
自らの生に疑問を持たず、その境遇を受け入れ、日々生活する猫達。

彼らの姿を撮らえ描写しようとするなら、彼らだけを撮るのではなく。
彼らの生きている環境も写さなきゃいけない。
そのためには、彼らに迫るだけじゃダメだ。
そんな風に考えるようになった。

こうなると撮影時にいろんな事を考えるので、素直には撮れなくなる。
ファインダーを覗く前に、色んな計算もするようになる。
恣意的でなく、それでいて意図を明確にする、なんてことも考えるようになった。

以前のような素直な気持ちで撮影した方が良いのかどうかは判らない。
でも、猫達が見せてくれる驚きの姿。
それを撮るには、以前のような撮り方では無理だということが判ってしまったのだ。

そんなわけでしばらく、この今のままで進もうと思ってる。
これを突き抜ければ、また素直にも撮れるようになるかもしれない。


そういや、なんの話をするんだっけ。

「なぜ野良猫の写真を撮るのか」だった。
全然まとまらないや。



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by nekogatari | 2008-08-08 18:39 | H2

To Live (MAR)

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僕は何故野良猫を撮るのか?
これはずっと心にある言葉です。そして、未だに明確な答えは出てきません。
ただひとつ、はっきり言える事は、猫が好きだということ。
野良猫に強く惹かれる自分がいること。
猫が好きで、写真が好き。だから、自分が好きなものを撮りたいと思うのは
自然な事だと思うし、だから撮り続ける事ができると思っています。

何か特別な理由を探さなきゃいけなくなったら、もしかしたら猫を撮るという
事をやめてしまうかもしれない。違った形で猫と接していくかもしれない。
もしかしたら、猫を撮るという行為をやめた時、はじめて何故、野良猫を撮っていたのかその理由がわかるかもしれないです。

今は、単純に野良猫たちに対して、何かを感じた瞬間を撮影して
HPやブログで公開していく事で、見にきていただいた方たちと
野良猫たちとの時間を共有し、僕を含め、何か考えるきっかけになれば
いいと思っています。
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by nekogatari | 2008-08-07 15:54 | MAR

睨みあい (H2)

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道路の真ん中でケンカ中。
都心では、とても贅沢な光景


暑いですね、皆さんお体にお気をつけください。


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by nekogatari | 2008-07-25 18:18 | H2

都会の片隅   (MAR)

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僕のイメージしていた以上に東京は色々な顔を持つ。

この子の瞳には、どう映っているのだろう...。
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by nekogatari | 2008-07-22 04:57 | MAR

猫の肖像写真(H2)

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Hoshinoさんって、行動も言動もストレートで過激だから、つい影響を受けそうになる。
こういう人と組むときは、そっち側に引っ張られないように注意しなくちゃいけない。
とはいえ、影響を受けないようにするのは難しい。
なんとなく本人もその辺りを意図しながら発言しているように思えるしね。
そんなときは、わざと反発してみるのも面白い。

たとえば、「ただ一枚のポートレイト写真をポンと見せて、それで見る者の魂を揺さぶるのは難しい。」なんて書いたら、敢えてポートレートを挙げてみるとか。


色んな猫たちを見て実感するのは、猫にも個性があるという当たり前の事実。
甘えんぼだったり、気が強かったり、警戒心が強かったり…
一つの要素だけでなく、それらが複雑に組み合わさって一個の猫として存在している。

猫には猫の社会があり、一匹一匹がその社会の中で折り合って生きている。
人との付き合いにも上手い子と下手な子が居る。
猫にも喜怒哀楽があり、毎日必死で自分の人生(猫生?)を積み重ねている。

猫を単なる猫として見てると決して見えてこない。
可愛いとか可哀相だけでない、彼らの素顔。
そんな彼らの表情には、彼らの生きてきた人生(猫生?)が刻み込まれている。

猫をしっかり見つめ、猫の表情を捉えたいと思うなら、ポートレートに挑戦するのもアリでしょう。
いや、チャレンジしてみるべきだ。

いつか猫の心を伝えられることを信じて。

ちなみに、ここに載せた写真は、ノーファインダー。
ファインダーを覗かなくても、撮れるときは撮れるんだなぁ。
ダメなときは、ファインダーを覗いて何枚シャッター切ってもダメだけどね。
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by nekogatari | 2008-07-21 20:45 | H2