写真で綴る野良猫達の物語


by nekogatari

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写真の持つ力 (H2)

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言葉で他人を動かすことは、とても難しい。
たとえ百万言費やそうとも。
どんなに耳元で声を張り上げようとも。
聴き手がこちらの言葉に耳を貸そうとしなければ、その言葉は決して相手の心には届かない。

写真は何も語らない。
ただ、そこに存在しているだけ。
ムリに誰かを呼び止めたり、力づくでこちらに向かせるようなことはしない。
けれど力のある写真は、観る人の心に眠っていた感情を揺さぶり目覚めさせる。

ふと見た写真がいつまでも心に留まり、気に掛かる。
揺り動かされた感情は、大きく膨らむこともあれば、小さな揺れを心に残し続けることもある。
目に見えないような、かすかなゆさぶりであっても。
一度揺さぶられた感情は、その痕をしっかりと心に刻み付ける。

そんな、”写真の持つ力”を信じたい。
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by nekogatari | 2008-12-07 15:12 | H2

想い (MAR)

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想いは理屈じゃない。
そして想いは本来目には見えないもの。

だから僕らは写真という力を借りて想いを形に代えていく。
写真で伝えきれない想いは言葉の力も借りて。

想いが皆に伝われば、それはとても嬉しいことだけど
伝わらない、伝えきれない想いというのも
僕らの中では大切な想いだったりします。

『東京 猫語り』の3人は、一見ばらばらな3人に映るかもしれません。
でも、考えや表現方法は違っても、3人の中に共通する『想い』があるのです。

それと『東京 猫語り』は僕ら3人で成り立っているものではありません。
色んな方の意見や感想を聞かせていただくことで、
僕らも考え、そして成長していけるのです。

僕らはこれからも撮り続けます。
色んな想いを抱いて見に来ていただけたら嬉しいです。
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by nekogatari | 2008-12-05 06:15 | MAR

華麗 (Hoshino)

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もう 会えないかもしれない・・・  最初はいつもそう思っていた
その刹那が 私を撮影へと駆り立てた

撮影に熱中するあまり体調を崩し入院して  身内は心配して 毎晩泣いて
僕は苦しくて 眠れなくて  それでも あの海の猫を思っていた

1年経ち 2年経ち 3年が経ち  それでも あの海の猫は生きていた

僕は知ってしまった

『こんな場所に 野猫が居るハズが無い』  『こんな場所で 生きて行けるハズが無い』

そんな場所に限って  生きていられる限り 生きている

人間は 猫が居なくても生きていける
でも 猫は人間がいなければ生きては行けない

人々のココロの隙間にしか 猫は暮らせなくて
そして猫の健気な生き様に 人々はココロの隙間を埋める

『猫がいる景色の向こう側に 優しく強い人間がいる』 

たったそう思うだけで  たった東京の景色も 美しく愛しい

空腹でも 雨に濡れても  それでも今日も 一生懸命生きていて

僕らが写さなくても 誰も知らなくても  それでも今日も じっと生きている

知って欲しい せめて、、、許して欲しい

だから、、、

なじられても 認められなくても  それでも僕らは カメラを持って東京をさまよう
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by nekogatari | 2008-12-03 01:11 | Hoshino
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馴染みの猫や見知った猫の姿を、ある日突然見なくなるときがある。
どうしたんだろう、今日はたまたま出会わないだけなのだろうか。
そんな風に思いながらも、やたらと気になり撮影場所に行くたび、彼の姿を探し回る。
そしてそのまま出会えなくなるときもあるのだけれど。
場合によっては、何日か後にフラッとあらわれたり、前の場所とは離れた所で出くわすこともある。
そんなときは、ホッとしながら彼らの無事を感謝する。

猫達の姿が見えなくなり、彼らの姿を探すとき。
いつも後悔の念が頭をよぎる。
ああ、もう少し彼の姿をカメラに収めておくべきだった。
もっときちんと彼を撮っておくべきだった。

すべての猫を撮りきれるわけじゃない。
よくわかっているのだけど。
せめて自分が気にかけている猫達だけは。

だから彼らと再会できたときは、ふたたびめぐってきたチャンスに感謝する。
以前はできなかった気持ちで、以前とは異なる距離感で。
今度こそは、後悔しなように。
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by nekogatari | 2008-12-01 10:36 | H2