写真で綴る野良猫達の物語


by nekogatari

20時12分 (Hoshino)

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真夏の日中、焼けたアスファルトやコンクリートの上は、
地上20cmで暮らす生き物にとっては灼熱地獄
だから、専ら早朝と夜に活動する外猫達

陸風から海風へ
外で暮らす猫達の都合に合わせて散策すれば
ドキっとするような心地よい風に身を洗われる

ボランティアさんも帰り、釣り人も帰り、楽しそうな家族の歓声も消え
TOKYOのど真ん中に居ながら 足元さえおぼつかない闇の中
時には残酷で 時には優しい 誰も見てない彼らの本当の姿

人間なんて手も足も出ないのは良く知っているから
僕ら写真を撮る者にしか見えない 誰も見てない彼らの本当の姿

「この景色は、僕にしか見えてないんだ」

こうして、いつの間にか野良猫写真の虜になって行った

・・・・

「もう会えないかもしれない」

外で暮らす生き物と出会う時 刹那と憧れに支配されるのは
僕らも今 偶然に生かされてる奇跡を知るからだろう

彼らも 僕らも 今 生きている!

僕らも 彼らも 明日も 生きたい!

そんなシンプルな事に気付くだけで 全てが「物語」に見えてくるはず

・・・・

そう、事実を事実として写すだけでは記録に過ぎない
「物語」がなければ、映像は過去の一瞬の出来事に過ぎない

野良猫を撮る事によって、そんなシンプルな「写真の秘密」を知ってしまった
そして、そんなシンプルな「写真の秘密」を少しでも多くの人に知って欲しいと思う

だから、今日も野良猫の写真を撮るんだと思う
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by nekogatari | 2008-08-09 12:58 | Hoshino