写真で綴る野良猫達の物語


by nekogatari

料理で喩えてみた(H2)

-前の続き-

ちょっと頭を切り替えて、誰でも実感しやすい、料理で喩えてみます。

大人になってから料理をし始める人って、最初は簡単なレシピ本を買って始めることが多いですよね。
たとえば『レンジでできる簡単オカズ』なんて本。
その本を手本に料理を作ってみる。

レシピどおりに食材を切って、レシピどおりにレンジに入れてセット。
最初はちょっと微妙だけど、2,3回くらいでそれなりに味になる。
なんだ料理って簡単! あたしって料理の才能あるかもぉ~。
なんてプチ自画自賛。
本の中の他のメニューに挑戦しても、う~ん、デリぃしゃす!
ま、こんなモンでしょう。

ところが、毎日食べると飽きてくる。
メニューを代えても、なぜか似たような味。
理由は簡単、「レンジでできる簡単オカズ」しか作ってないからなんです。
食材切ってレンジに放り込み時間をセットさせるだけ。
本のレシピは、だれでもそれなりに料理ができるように書いてます。
つまり、「誰が作っても同じ味」。

あれ?? どこかで聞いた話ですね。

好きな人や家族に食べさせたいなんて人は、これだとマズい。
家族は文句を言うし、恋人だったらケンカになるかもしれない。
だから必死で勉強する。
もうちょっとムズカシ目の料理本を買い、料理番組を見て、しまいには料理教室に通ったりするかも。
色々作ってみて、失敗して、自己嫌悪に陥りながら、また作る。

優しい彼氏(彼女)なら、なんとか食べてくれるかもしれない。
でも、子供や旦那さん(奥さん)なら、評価は辛辣。
せっかく一生懸命作ったのに!人の苦労も知らないで!
なんて思いながら、仕方なく勉強。
近所の奥さんにコツを習ったり、レストランの味を必死で覚えようとするでしょう。

そしてあっと言う間に、数年経つ。
気づくと家族の文句は減り、つらそうに食べていた恋人は、人生の伴侶になってるかもしれない。
そして近所には、我が家のカレーの作り方を自慢していることでしょう。

さて、なんの話しでしたっけ?
そうそう写真です。

ここまでの話、料理の部分をすべて写真に置き換えてみください。
すると…、あら不思議。
これってHoshinoさんが書かれたことと同じなんですよね。
並べるとこんな感じかな。(かっこ内は料理の喩え)
1. いっぱい撮る(いっぱい作って、いっぱい失敗)
2. 色々な写真を見る(レストランの味を勉強)
3. 多くの人に見せる(家族や恋人に食べてもらう)
4. 人の意見を聞く(実家のお母さんに味見してもらう??)


そうなんです、料理の上達方法と写真の上達方法ってほとんど同じなんですよ。

でね、上達するとどうなるか。

料理の上手い人って、料理を作る前に既に頭の中で料理ができちゃってるんです。
料理をするときは、その頭の中のプロセスをそのまま実行するだけ。
ほら、ベテランの主婦ってレシピなんて見ないでしょ?

これを写真に置き換えると。
写真のうまい人って頭の中で写したいものをきちんとイメージできて、それに沿った撮影ができる。
ただ、写真は料理にくらべてちょっとアーティスティック。
#料理はアーティスティックだと客を選びすぎちゃうからね。
だから、プロセスと違うことを試す頻度は増えるだろうけど、基本はたぶん同じ。

自分が撮りたいイメージがきちんとできてれば、あとはそれに合わせたカメラやレンズ、設定をする。
どこまで自分がやって、どこまでカメラにやらせるか、きちんと制御できる。
だから、上手い人の写真にはしっかり個性が写るんじゃないでしょうか。

で、私の考える「上手い写真の基準」とは。
自分の撮りたいイメージを写真できちんと表現できている」ということなんだと思います。

すばらしい、見事に繋がった。
パチパチパチ。(拍手!)

ここまで、書いててなんですが。
私は、まだその域には達してないなぁ。
料理だとね、ある程度できるんですけどねぇ。
そんなわけで、料理で喩えたのでした。
ちゃんちゃん。

b0157751_1871713.jpg


この写真、MARさんに教わった場所で撮影。
写真を見て、私はMARさんのようには撮れないなぁっと実感。
でも、この子の表情。
なんとなく好きなんですよねぇ。
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by nekogatari | 2008-07-19 18:07 | H2